KuCoinにDatum (DAT)が新規上場しています。
ICOは2018/1/17。
今回はDatumについて紹介していきます。
Datum(DAT)ってどんな通貨なの?
公式ページの説明から見ていきましょう。
Datumはブロックチェーン技術でサポートされた分散型の高性能NoSQLデータベースです。
この技術によって、誰でもソーシャルネットワーク、ウェアラブル、スマートホーム、その他のIoTデバイスから、データを安全で匿名でバックアップすることができます。
Datumは、ユーザーが自分自身でデータを共有・販売できるマーケットプレイスを提供します。
ちょっとわかりづらいので、かみくだいて説明しますね。
- データベースがすごい技術で作られてるよ
- バックアップも安全に取れるよ
- ユーザーが自分でデータを売ることができるよ
なかでも3つ目のものがポイントです。
データを自分で売るってどういうことでしょうか。
そのまえに特徴を見ていきましょう。
Datumの3つの特徴って?
Datumには3つの特徴があります。
分散型データベース
セキュリティが強固で匿名性のあるストレージでデータを保護します。
ストレージノード
ストレージノードをマイニングするマイナーは、データへのアクセスを遅延なくすることで、報酬を支払われます。
マーケットプレイス
ユーザーは、選択したデータを共有することも、信頼できる法人にデータを販売することもできます
Datumの説明と似ていますが、やはりデータ販売が目立ちますね。
では、具体的にどういうケースで使われるのか見ていきましょう。
ユースケース 〜どういうケースで使われるの?〜
いくつかユースケースも紹介されています。
まずはひとつめです。
Datumアプリは利用ユーザが健康データを匿名化して取り出すのに役に立ちます。
保険会社、医薬品会社、学術研究者は、研究目的の健康データを頻繁に購入しています。
私たちのデータってスマホには入っていても、自分で使うくらいしか用途がありませんもんね。
医療関係の企業や学者にとってはとても価値があるものなので、販売することでおたがいがハッピーになれるってことですね。理にかなってます。
次の例です。
大手電気通信会社Tは2017年に1M世帯以上にスマートホームキットを販売しましたが、スマートホームはコアビジネスではありません。
現在、彼らはすべての家庭のスマートホームゲートウェイからの大量のデータを持っていますが、このデータに眠っている価値を見つけることができません。
これは企業の例です。
ビジネスによって蓄積されたビッグデータが活用されていないけれど、Datumを通じて欲しい人にデータを販売することができるよ、ということですね。
なかなかそいうったデータをパブリックにマッチングするサービスって無いと思いますので、結構画期的なサービスだと思います。
データを持て余している人や企業、またそれを必要としている人や企業、探してみると無数に出てくるかもしれません。
公式ページにはオライリーさんのコメントも載っています。
「我々は新しい世界に突入している。ソフトウェアよりデータがより重要な世界に」
ITメディアで有名な方で、Developer向けの以下のような本を多く出しています。
その業界では有名すぎますね。
Datumって面白いサービスですよね。
データで人と人をつなげる。欲しいデータを欲しい人に。
提供した人は対価を得ることができる。
新しいライフスタイルの提案なのかもしれません。